聖州新報
1923-41年/サンパウロ発行
Museu Histórico da Imigração Japonesa no Brasil(ブラジル日本移民史料館)蔵
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解説
1921年9月、サンパウロ州内陸の中都市バウルーにて香山(こうやま)六郎によって創刊され、当初は地方紙の位置にあった。 1935年、サンパウロに香山家が引越した後も地方の取材に特色を持った。 Semanario de São Paulo 、もしくはNoticias de São Paulo と副題がつけられている。 謄写版で始められたが、1926年に活字印刷に移った。 1937年、ブラジル発行のほかの日本語新聞と同じく日刊化した。 1928年ごろには1500部、1938年ごろには9000部を発行し、『日伯新聞』『伯剌西爾時報』に次ぐ三番手として流通していた。 この両紙の対立の間にあって、調停役のような比較的穏当な言論を展開した。 1941年7月、ブラジルの日本語出版禁止を受けて終刊させられた。 聖州新報社は戦前、4冊の年鑑を出版しているほか、香山も戦後に『移民四十年史』を編著し、 共同体の育成や歴史を強く意識した出版事業に携わった。