日米
1919-32年/サンフランシスコ発行
日米タイムズ社 蔵
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解説
1899年4月、サンフランシスコにて安孫子久太郎によって創刊された。 英語ではThe Japanese American Newsを名乗った。 安孫子はすでに同地の新聞社経営で辣腕を振るうビジネスマンで、 自らの『桑港日本新聞』(1897年創刊)と、後発の『北米日報』(1898年創刊)を合併して『日米』を創刊し、 西海岸では『新世界』(1894年5月創刊)との二紙体制が築かれた。 これは日本移民の急増期にあたり、商業新聞が各地で出版された。 安孫子は排日運動に対抗する言論界の中心人物の一人で、『日米』では移民擁護の記事を多く読める。 またサンフランシスコ大地震、合衆国の排日移民法、真珠湾攻撃など重要な事件をよく報道している。 1941年暮れに発行禁止を受け終刊させられた。
1899年4月、サンフランシスコにて安孫子久太郎によって創刊された。 英語ではThe Japanese American Newsを名乗った。 安孫子はすでに同地の新聞社経営で辣腕を振るうビジネスマンで、 自らの『桑港日本新聞』(1897年創刊)と、後発の『北米日報』(1898年創刊)を合併して『日米』を創刊し、 西海岸では『新世界』(1894年5月創刊)との二紙体制が築かれた。 これは日本移民の急増期にあたり、商業新聞が各地で出版された。 安孫子は排日運動に対抗する言論界の中心人物の一人で、『日米』では移民擁護の記事を多く読める。 またサンフランシスコ大地震、合衆国の排日移民法、真珠湾攻撃など重要な事件をよく報道している。 1941年暮れに発行禁止を受け終刊させられた。